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理事長挨拶

一般社団法人 日本脊椎脊髄病学会 理事長 中村 博亮
一般社団法人 日本脊椎脊髄病学会
理事長 中村 博亮

本学会は1974年脊椎外科研究会として発足し同年4月に慶應義塾大学・岩原寅猪会長のもと第1回総会が開催されました。その後1985年には日本脊椎外科研究会、1990年には日本脊椎外科学会、そして2001年から日本脊椎脊髄病学会に移行し、現在に至っております。その間、一貫して脊椎脊髄疾患に起因する機能障害の原因解明や自然経過、保存療法の有効性とその検証、手術的治療の適応やその効果などの研究発表あるいは議論の場を提供してきました。さらにはその研究対象範囲は、再生医療等に代表される基礎的研究にも及んでいます。

国民の有訴者数をみると、腰痛、肩こりが毎年上位を占め、内科的愁訴を含めても脊柱の愁訴がトップを占めています。また生産年齢層におけるこれら愁訴に起因した経済的損失は増加の傾向にあり、その対策はさらにその重要性をましています。

一方、超高齢社会を迎え、平均寿命と健康寿命との乖離が、男性では9年、女性では12年存在することが大きな問題になっています。この乖離期間は介護を要する期間ということになります。その原因として、認知症や脳血管疾患が話題になりますが、実際には運動器疾患がより高頻度を占めており、その観点からも本学会の重要性がさらに増しているものと自負しております。

さらに新専門医制度が本年4月から始まり、脊椎脊髄外科診療領域は、subspecialtyの専門医制度として、脳神経外科を基本領域とする日本脊髄外科学会と協力しつつ3年後には始動することになります。このような時期にあたって、本学会の理事長を拝命し、身の引き締まる思いであります。

私は、日本脊椎脊髄病学会の原点に立ち、我が国における脊椎脊髄疾患の

  • ・さらなる学術研究、治療手技の発展と安全性の確保
  • ・疾患の治療経過それぞれの段階における予防の啓発
  • ・新専門医制度を見据えた人材育成

など、本学会の使命達成に向けて粉骨砕身努力をしたいと考えております。会員の皆様のさらなる御理解、御指導、御協力をよろしくお願いいたします。

一般社団法人 日本脊椎脊髄病学会
理事長 中村 博亮

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